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マクロビオティックとは?

「マクロ」=大きさ、偉大さ、「ビオス」=生命、「ティック」=術・論の3つの言葉を複合させた言葉で、古代ギリシャで"長生き""偉大な生活"という意味で使われた「マクロビオス」を語源としています。 日本の伝統食をお手本に、玄米を中心に季節の野菜等をバランスよく食べ、自然と調和した食事をとることで、健康で、よりよい人生を生きるための方法を教えてくれる学問です。

マクロビオティックの食事法で特に重要な2つのキーワード

「一物全体」

生命あるものは全てそれ自体で調和がとれていて、食べ物も精白したり皮を捨てず、丸ごとその生命力をいただく。

「身土不二」

身体と環境(土地)は一つであり、その生まれ育った土地で旬のものを食べる。

陰陽の考え

私たちは銀河系の地球という星に住んでいます。地球は自転しています。自転は中に向かっていこうとする「求心力」の力が地球にかかることで、外に広がっていこうとする「遠心力」が生まれて回り、この2つの力のバランス関係でなりたっています。
マクロビオティックではこの"中に入っていこうとする力"と"広がっていく力"の2つが、地球上の全てに関係しているという考えが基本になります。中に入っていく力(求心力)のチームを『陽性』と呼び、広がっていく力(遠心力)のチームを『陰性』と呼びます。この考えは5000年以上も昔に端を発し、自然の移り変わりや森羅万象を観察した昔の偉人たちが自然界のルールとしてその成り立ちを紐解き、生活の知恵となって私達に伝わる自然の摂理です。

陰性のチームの特徴をあげると・・・上昇する、ゆるまる、広がる、柔らかい、軽い
陽性のチームの特徴をあげると・・・下降する、ひきしまる、ちぢまる、硬い、重い

動物と植物を比べると、植物が陰性で、動物が陽性。
女の人が陰性で男の人が陽性。
お砂糖が陰性でお塩が陽性。
と、二つのものを比べて、その持っている力や働きかける力の特徴で陰と陽のグループに分けていきます。「私たち人間を含む自然界はすべて、この2つの力加減のバランスで出来上がっている」という考えです。実はこれが、私たちが住んでいる自然界のルールなのです。

私たちはこの力を色々な形で取り入れています。もっとも身近に取り入れている方法が食べること。マクロビオティックでは食べ物もこの二つのグループに分けて考え、その食べ物を食べることで、陰・陽の力を体内にとりいれていると考えます。

広がっていく力(陰性)を持つ食べ物を食べると、カラダが緩まっていきます。
中に入っていく力(陽性)を持つ食べ物を食べると、カラダが引き締まっていきます。
夏は陰性のものを食べ、カラダを緩め、熱を外に出すことでカラダは心地よくなります。
冬は陽性のものを食べ、カラダをぎゅっと引き締めることで、熱を体内に留めて寒さをしのぎます。

私たちのカラダは陰陽のバランスで出来上がっているのです。
そして陰陽のバランスがうまく取れていると心地よく快適で、周囲が見ていても心地いい=キレイを作ることになるのです。

歴史

古代ギリシャの哲学者であり「西洋医学の父」と呼ばれるヒポクラテスは、人間と自然の調和を重んじ、人間の営みも自然の一部ととらえ、病気もその環境(食・土地・気候など)がつくる自然現象とみて、自然治癒力に重点をおき、主に食事法の指導を行っていました。
現在のマクロビオティックは、明治時代の軍医 石塚左玄先生があみ出した「食養」の理論を、昭和初期に思想家 桜沢如一先生が東洋の易、陰陽の宇宙観から導き出した独自の「マクロビオティック」として提唱し、久司道夫先生が発展・確立・普及に務めました。50 年余り欧米で啓蒙活動を行ってき久司道夫先生によるマクロビオティック食事法ガイドラインは、下記の標準食として、今では世界で広く取り入れられています。1977年アメリカ上院の栄養問題特別委員会が世界規模で行った慢性病と栄養に関する調査報告書(通称「マクガバンレポート」で、クシマクロビオティックの食事指針が大きく取り上げられたのは有名で、1999年にはその業績が認められ、米国国立博物館(スミソニアン博物館)にアジア人では初めて、生存中では世界で初めて殿堂入りを果たし、その文献及び記録物が永久保存、展示されることになりました。

そして今、世界ではこのクシマクロビティックが広く取り入れられています。

自然と調和した、伝統的な、バランスのよい食べ方「標準食」

マクロビオティックの食事を実践するのに、具体的な食べ方の割合を示すのがマクロビオティック標準食です。この割合は、昔から私たちの祖先が食べてきたものを大切に、現代の栄養学も踏まえて、人が消化吸収しやすく効率的にエネルギーに変えることのできる食べ物の割合を示すものです。

【毎日の食事のバランス(温帯性気候)】

全粒穀物 主食とし
全体の50〜60%
玄米、全粒のままの大麦、小麦、雑穀、
そばなど
スープ 全体の5〜10% 味噌や醤油で味付けした味噌汁、
おすまし等
季節の野菜 全体の25〜30% 玄根菜類、球形野菜、葉野菜
できるだけ地場産、有機農法
豆・海藻 全体の10〜15% 小豆、ひよこ豆、レンズマメ、高野豆腐、
納豆、海藻、わかめ、ひじきなど
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